ナウシカの胸の大きさについて
引用サイト: http://homepage3.nifty.com/mana/miyazaki-nausicca-jiten1.html
私は、これは、ナウシカが共感する<自然>や<生命>ということを象徴しているのだろうと漠然と考えていたが、宮崎駿監督の弟の宮崎至朗さんはこう語る。
たしかに、母性というのは宮崎アニメにとって重要なキーワードである。少女ながらに大人の男達の母親のように振舞うシータ(やはり胸が大きい)や、実際、大きくなった子ども達に指図するドーラ(宮崎家の母親は彼女のようだったらしい)。それに、(胸はともかく)母の不在がそのまま描かれたトトロなど。
何よりも、漫画版を見ればわかるように、ナウシカは多くの人にとって、まさに母である。巨神兵にとっても・・
だが、宮崎監督は、ナウシカの胸の大きさには、それよりはるかに深い意味を込めていた。
宮崎「あれは自分の子どもに乳を飲ませるだけじゃなくてね、好きな男を抱くためじゃなくてね。あそこにいる城オジやお婆さんたちが死んでいくときにね、抱きとめてあげるためのね、そういう胸なんじゃないかと思ってるんです。
宮崎 「その、やっぱりね、胸に抱きしめてあげたときにね、なんか、安心して死ねる、そういう胸じゃなきゃいけないと思ってるんですよ。」
この後描き続けられた漫画版ナウシカには、瀕死の兵を胸に抱くナウシカ、悲しみに泣く城オジ達を胸に抱いていたわるナウシカなど、印象深い名シーンは数多い。
だが、物語も終盤に入り、とうとうナウシカが入浴するシーンが描かれるが、 そこは、それまでのイメージとは異なる、控えめな表現の胸のナウシカがいた
−−−14年前に、ナウシカを作ったときと、終わった時と、宮崎さんの中でナウシカ像というのは大分変化しましたか?
宮崎「ううん、ナウシカはナウシカのままですよ。変わったでしょうけれど、 ナウシカはナウシカですよ。少し前よりもナウシカのことが、少しわかるようになったという方が正しい。
整合性とかの為でなくて、本当に僕はナウシカの後にくっついていったわけですから。ナウシカに対する考え方が自分の中で変化したとかいうわけではなかったですよ。」
−−−それは面白いですね。それはよく言われるキャクラクターがひとりでに動く、もうナウシカが勝手に動き出すということですか。
宮崎「ナウシカは、こうするだろうって、はじめから予測していなかったから 、彼女がどう動いても、勝手にどうのという言い方はしたくないですね。
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副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決 - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
引用サイト: http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2007/05/post_6c56.html
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自分のCDをリップして、アップロードし、自分の携帯電話にダウンロードできる(他人の携帯電話にはダウンロードできない)というストレージ・ホスティング・サービスが著作権侵害を構成するという判決が東京地裁でなされました(参照記事)。
判決文がまだ裁判所のサイトにアップされてませんので、報道内容から推定して検討します。「システムの中枢になるサーバーは同社が所有、管理しており、同社にとってユーザーは不特定の者。複製と公衆(不特定多数)への送信の行為主体は同社だ」ということで、いわゆるカラオケ法理が適用されたということのようです。
要は、「自分が所有する著作物を自分が使用するためだけにストレージ・サービスに許諾なくアップすると著作権侵害である」ということになります。
解釈論の話はさておき、現実的妥当性という観点から見るとこれは非常によろしくない判決ではと思います。この判決では、音楽の著作物だからとかCDだから、ストレージ・サービスだからとかは言ってないようなので、影響は広範囲です。
たとえば、出張先から新聞記事のスキャンを家人に頼んでメールで送ってもらうというのはアウトになり得てしまいます(実際には家人があなた宛てに送っているのですが、法的には「メール・サーバの管理業者が公衆に対して送っている」と解釈されてしまいかねないわけです)。FAXで直接送るのならOKかもしれませんが、それが蓄積交換型のFAXサービスだとアウトかもしれません。
一番極端なケースを言えば、自分の所有する著作物を自分に対してメールする場合でも、すべて自前のサーバを経由するのでない限り、著作権者の公衆送信権を侵害し得てしまいます。
いわゆるストレージ・サービスに限らず、メール・サーバを始めとして複製行為を行っているサービスはすべてリスクがあることになります。
自分のCDを携帯にダウンロードできてしまうと、JASRAC的にはドル箱の着うたの収入に影響があるので(百歩譲って敢えてJASRACの立場に立てば)困るのはわかります。しかし、この判決はあまりにも副作用が大きすぎます。地裁判決なので今後どうなるかはわかりませんが。